
石狩郡当別町元町105 問い合わせ先:TEL.0133-22-3735または0133-22-3834(社会教育課)
伊達邸別館は当別町文化財

明治5年(1872)、仙台藩岩出山(現宮城県大崎市)10代領主伊達邦直と家臣らによって開拓の鍬が入れられた。
昼なお暗い原始林をきりひらき、水害・冷害のほか、幾多の困難を武士の不屈の闘魂と固い団結の力によって克服し、今日の当別の礎を築きあげた。
両館には伊達家ゆかりの品々の展示や当別開拓の歴史資料が収集され、開拓史に触れることができる。(当別町HPより)

別館は、明治13年(1880)に建てられ、殿様が開拓する町を視察するために訪れた公卿をはじめとする多くの賓客をもてなす場として建てられた。
旧幕府側として戦った戌辰戦争(1868)後、処分を受け大きな滅封を命じられたことから、北海道開拓に活路を見出そうとしたのが伊達家と北海道を結ぶ始まりだった。
当別町へ入植した岩出山伊達家の伊達邦直は、伊達政宗直系の子孫であり、四男・宗泰につながる十代目当主。伊達市を開拓し、その功により男爵となった亘理伊達家の邦成の実兄に当たる。
道内には士族が開拓した町村がいくつかあるが、当主が自ら移住してきたところは珍しく、没後に当別神社に神様として奉られたこともまた稀有なことだと言われている。
【伊達邸別館内】


