道庁赤れんが庁舎がリニューアルオープン

札幌市中央区北3条西6丁目1番地  問い合わせ先:TEL.011-206-8390
竣工/1888(明治21)年
設計/煉瓦造、地下1階地上2階建て、八角塔屋付
入場料/一般300円 大学生・高校生200円 中学生以下無料 障がい者等無料
国指定重要文化財 1969年3月12日指定

 北海道庁旧本庁舎(赤れんが庁舎)が7月25日、2019年12月から5年半に及ぶ改修工事を終えてリニューアルオープンした。午前10時半から前庭で記念式典が開かれ、知事らより「北海道の歴史と文化、観光情報の新たな発信拠点」となるよう取り組むとの挨拶があった。
 今回の工事ではできるだけ当時の建材を再利用し、エレベーター等を設置しバリアフリー化を進め、何より耐震補強を行った。
 リニューアルした「赤れんが庁舎」は地下1階、地上2階建てで、1階は「地域情報」がテーマで、北海道の魅力を発信するため道内179の市町村の特産品などを紹介する展示室や、レストランなどが新たに設けられた。
 2階は「歴史と文化」をテーマとしており、赤れんが庁舎の歴史を振り返り、アイヌの伝統文化や歴史を大型モニターで紹介し、北海道の遺産や国宝を象徴するミニチュア展示も楽しめる各スペースが用意されている。
 また2階には一般向けに貸し出されるホールがあり、さらにこれまで非公開だった八角塔の展望バルコニーも有料で公開可能となった。
 地下1階は「学びと継承」をテーマとし、樺太関係資料室と北方領土展示室が設けられている。