札幌市中央区北2条東6丁目 TEL.011-215-1559 北海道指定有形文化財
屯田事務局長時代の永山武四郎が私邸として建築。明治44年(1911)、三菱合資会社が永山邸の土地・建物を買収、昭和12年(1937)に三菱鉱業寮部分を増築。
旧三菱鉱業寮と一体となっており、こちらが入り口となっている。(右写真)
永山武四郎は、明治5年(1872)に開拓使に出仕、札幌在勤に。翌明治6年(1873)に仲間と共に屯田兵制度設立の建白書を提案。明治7年(1874)10月に屯田兵条例が制定され、屯田事務局配属となり本格的に仕事に着手。
明治10年(1877)、西南の役が起き、永山は屯田兵を引き連れ、敬愛する西郷討伐に向かう。翌年、屯田事務局長に就任、屯田兵制の整備強化に励む。「屯田兵の父」と称される。
明治21年(1888)に屯田兵本部長と兼任して第2代北海道庁長官となる。