白石郷土館

北海道札幌市白石区南郷通1丁目南8−1 白石区複合庁舎1階
TEL.011-861-2405
平成28年(2016年)11月7日オープン

 戊辰戦争で敗れた仙台藩の白石城主、片倉小十郎の家臣の人々は、明治4年(1871)9月、北海道を目指して600余人が咸臨丸(かんりんまる)と庚午丸(こうごまる)に乗り、出発。途中、嵐に見舞われ、咸臨丸が木古内の沖で座礁する事故に遭いながらも、そのうち67人が同年11月、最月寒(もつきさっぷ)と呼ばれていた現在の白石中央付近に移住した。
 移住した彼らは真冬の寒さに耐えながら、現在の国道12号沿い(白石公園付近から白石神社までの間)に短期で住まいを完成。開拓使の岩村判官は、この働きぶりに感心し、彼らの郷里の名を取って「白石村」と命名した。その後、明治5年(1872)2月中旬までに、104戸380人が移住した。